
地域で何でもできる、様々な事業・業務を通じ地域に還元する地方銀行の仕事
- 株式会社四国銀行
- 2026.01.14
- 高知県高知市他
「銀行は、何でもできる。様々な事業やお客様に関われる。様々な仕事や業務がある」
高知県の第一地方銀行として高知の地域経済を支える四国銀行。今回、3人の社員の方に話を聞くと、共通して「地方銀行の地域への関わりの幅広さ」について語られた。様々な事業を通じて、様々な業務を通じて、地域経済に広く関わり地域に還元する地方銀行の仕事。お三方のそれぞれの四国銀行でのキャリアについて話を聞くことを通じ、四国銀行の地域への関わりの幅広さが、改めて強く感じられた。
〈インタビュー相手〉
■杉本 彩(すぎもと あや)さん:株式会社四国銀行 地域イノベーション部 主任。高知県出身。高知県の大学で情報システム工学を学び、卒業後は東京のIT企業に入社。2017年にUターンし、四国銀行入行。営業統括部での行内システムの企画等を担った後、現在は地域イノベーション部でデジタルに係る新規事業を担当。
■西村 幸之介(にしむら こうのすけ)さん:株式会社四国銀行 人事部。高知県出身。高知県の短期大学を卒業後、愛知本社の自動車関連の企業に入社(栃木勤務)。東京のSIerのシステム会社への転職を経て、2022年にUターンし、四国銀行入行。人事部で人事情報システムの管理・運用を担当。
■光延 正芳(みつのぶ まさよし)さん:株式会社四国銀行 コンサルティング部 上席調査役。高知県出身。大学卒業後、東京の銀行に入行し、約20年法人営業に従事。2023年にUターンし、四国銀行入行。コンサルティング部でサステナブルファイナンスの企画・推進等を担当。

(インタビュー中の光延さん(左)・西村さん(中)・杉本さん(右))
――県外での仕事から、高知へのUターン・四国銀行への転職を決めた理由
杉本さん・西村さん・光延さんは、お三方とも高知県出身。新卒では高知県での就職を選択せず、県外でそれぞれの仕事に従事した後、Uターンで高知に戻り、四国銀行に入行した。Uターンを志した理由、仕事で地方銀行を選択した理由等、四国銀行に入社するまでについて、話を聞いた。
杉本:大学で情報システム工学を学んだ後、新卒では東京のIT・情報通信の会社に就職しました。元々デジタル技術や最先端テクノロジーに興味があり、大学での学びを活かしたいと考えたためです。IT分野の情報量は東京や海外の方が多く、テクノロジーは日進月歩で移り変わるスピードもすごく早いです。また地方は当時通信回線も遅かったですし、新卒の就職活動では地方で働く気は無かったですね。就職した会社には研究所があったので、研究に携わりつつそれを社会につなげていく仕事をしたいと考えていました。
就職で初めて県外に出て、高知を外から見る機会ができました。またITが進歩して、地方でもインターネットさえあれば同じような働き方ができるようになってきた中で、「地元でできることがあるのでは」「地方はポテンシャルがあるのに、なぜテクノロジーを活かせる機会が少ないのか」という想いが強くなっていきました。IT人材が地方に少ないこと、東京や海外に集中・流出することを大きな課題と考えるようになり、IT人材として今まで培ったものを地元高知に還元したいという想いで、Uターンを決めました。また、日本各地で震災や災害がある中で、南海トラフ地震のリスクも考えたときに、どう生きたいか、どこに住み誰と過ごしたいかを考えるようになったのも大きいですね。
仕事選びは、長く勤められることを最優先に、合うか合わないか、感覚・雰囲気を重視しました。また、銀行は「様々な分野に携われる」ことが1番魅力を感じたところですね。最初は営業統括部に配属になり、マーケティング業務を担当しました。その後、地域イノベーション部(旧イノベーション推進部)に異動となり、ブロックチェーンを活用した仮想通貨・ステーブルコインの実証実験を手掛けました。入社前からフィンテックという金融とテクノロジーの掛け算でいろいろできると言われていたので、システム関連の部署ではなくてもいろいろな業務にチャレンジできる点に魅力を感じました。システム会社や事業会社の社内SE等も検討しましたが、選択肢が最も幅広そうだと感じ、四国銀行に決めました。

(お話を伺った杉本さん)
西村:短期大学を卒業した後、愛知本社の自動車関連の企業に入社しました。実は、当初は高知での就職を最優先に考えていたんです。システム系の会社を志望したのですが、なかなか決まらず、学校の就職説明会に参加していた愛知の企業とご縁があった形です。配属先は栃木でした。電気情報の学科だったので、最初は実車のテスト・部品の組み替えテスト等を担当し、徐々に車に搭載するコンピューターの開発等を担当するようになりました。ただ、改めて情報システム系の会社に転職したいという想いが強まり、栃木から近い東京のシステム会社・SIerの会社に転職しました。ただ、SIerは様々な会社の中に入って勤務する形なので、ひとつの会社で知識やスキルを蓄積したい、関係性を育みながら仕事がしたいと考えるようになりました。また、コロナ禍で勤務環境が変わったことや、東京で働く中で自然や高知の方が好きだと改めて感じたことから、再度転職を考えました。高知に戻りたいという気持ちから、まず選択肢の多い関西圏を考えていた中で、UIターン転職フェアで四国銀行とお会いし、銀行業界のシステムに携わったこともあり経験が活かせると感じたことや、人事の方の言葉から自分が必要とされていると感じ、入行を決めました。これまでのキャリアから製造業も選択肢でしたが、業務量が多くなりそうでワークライフバランスも考慮したところもあります。

(お話を伺った西村さん)
光延:大学進学を機に県外に出ました。就職活動では、若い頃から経営層と対峙できる金融の仕事に興味を持ち、東京の銀行に入行しました。情報が東京の大企業に集まっているように感じたので、当時は東京の銀行しか選択肢になかった感じでしたね。入行後、法人営業を15年程担当し、最後の5年程管理職を経験しました。その間に1度大阪に赴任したのですが、京都や奈良に足を運び、自然が好きだということに気づいて、妻も自然が好きでコロナ禍にキャンプ等も好きになったこともあり、将来的に地方に移住したいという話をするようになりました。東京勤務に戻った際も、自然が近い鎌倉に住みました。コロナ禍でしばらく高知に帰省できない期間を経て、久々に帰省すると、高知の自然・食・お酒がすごく良くて。私も妻も、こんな良い場所があったんだと改めて気づいて、高知が移住先の候補に挙がるようになりました。あと、コロナ明けに、人混みにまみれる疲弊が大きかったのも移住に心が動いた一因ですね。移住先の仕事選びは、思い切って林業や1次産業に就くことも考えましたが、様々なお客様のご支援をできる銀行の仕事が好きでしたし、今まで培った経験が活かせるとも考え、再び銀行の仕事を選びました。前職の最後の方には、銀行はこれから変革をしていかないといけないという流れを感じていました。また、株式会社も社会課題解決のためのひとつの手段であるという考えにも触れ、課題先進地域と言われる高知はその点でビジネスの宝庫であり、地方銀行は地方が元気でないと発展できないからこそ、地方の課題解決に当事者意識を持って取り組んでいけるという想いもありました。四国銀行は、十年ビジョンで地域と産業の牽引も掲げていましたし、1次産業の活性化含め何でも関与できるというところは大きかったですね。

(お話を伺った光延さん)
――様々な役割を担いながら、様々なお客様に貢献できる、四国銀行の仕事
IT・デジタル・テクノロジーを活用して、地域のお客様に新しい価値を生むための仕事をする杉本さん、システム開発・改修等を通じ社内外の省力化・仕組みづくりを進める西村さん、脱炭素等お客様のこれからの社会への適応から新しい創業等まで幅広く支援する光延さん。三者三様の役割を担い、だからこそ、四国銀行の幅広い地域への関わりや還元が垣間見える。
杉本:2017年に入行し、営業統括部に配属され、行内システムの企画やお客様向けアプリの開発・提供や非対面チャネルの施策の推進等を担当しました。2021年にイノベーション推進部が新設されると、デジタルを通じた地域のお客様への新たな価値の創造・提供を目指し、デジタルサービスの企画推進や法人のお客様向けの新しい事業領域の検討等を担当しました。現在、地域イノベーション部(旧イノベーション推進部)では高知県のプロポーザル事業を受託し、地域の商店街のお客様向けにデジタル化支援を行ったり、デジタルマーケティングの分野でお客様に新規の提案をさせていただいたり、新しい事業領域を拡大するための新商品のサービス企画等を担当しています。最近では生成AIの活用や、新しいデジタル領域の取り組み等、業務は多岐に亘っていますね。
入社後に印象に残っている業務はいろいろありますが、アプリでも、デジタルマーケティングでも、個々のお客様に実際に届く仕事が記憶に残っています。前職はBtoBで企業を介してお客様と接する形だったのですが、実際に直接届けられることは新鮮でとてもやりがいがあります。銀行はお客様に最も近い存在なので、お客様にしっかりとした提案をしないといけないと、いつも感じているところです。また、入行前は、意思決定のスピードが遅いのではないか懸念していましたが、例えば生成AIの活用等では関連部門や営業店も想像以上に迅速に連携・協力をしてくれました。全社で何かをつくること、それを更にお客様に還元していく一連の流れが、銀行が地域に根ざしてお客様に価値を提供できていることを実感させてくれ、大きなやりがいになっています。
仕事以外のところでいうと、自然に恵まれた環境があり、東京は通勤がかなり大変でしたが、今は通勤時間も有効に活用でき、人混みもないため時間の使い方がゆとりのあるものになったと思います。
西村:2022年に入行し、最初はシステム部に配属され、営業店でお客様と行員が対話をしながらタブレット上で手続きを進めるSmileシステムの機能追加開発や、RPA(ソフトウェアのプログラミングによる自動化)を活用し夜間に自動で業務を進めるシステム開発等を担当しました。翌年に人事部に異動し、人事情報システムの改修や、各部門から求められる人事データの抽出・作成等の業務を担当しています。
Smileシステムの機能追加開発では、営業店からすごく好評をいただき、更なる機能拡充の声が上がって、自分が担当した業務が喜ばれていると感じられ、とてもうれしかったですね。前職までは、自分の業務に対し直接お客様から反響を聞くことが無かったので、声を聞けたことはすごく良かったです。また、今の人事部では、人事情報システムの改修等の際に、行員の方の負担を小さくなるために自身で考えた提案を上司が受け入れてくれ、自分が関わったシステムを通じて効率的に社内の業務が進んでいくのもやりがいですね。
仕事以外では、学生時代に住んでいた頃より、社会人になっていろいろなイベントが目に入るようになり、高知は想像以上に頑張っている印象です。自然やイベントなどを楽しむ機会が多くあるのは、戻って来ての良いギャップでした。
光延:2023年に入行し、コンサルティング部に配属になり、中期経営計画における重要施策の推進を担当しています。特に、カーボンニュートラルの推進、地域のお客様が脱炭素に適応していくため、サービスや資金の提供・サステナブルファイナンスの推進等を担当しています。
四国銀行は、四国4県の地方銀行で四国アライアンスという連合を組んでおり、創業支援のためにビジネスプランコンテストを毎年行っています。昨年は、開催場所が高知県・幹事が四国銀行でした。各県の社会課題解決に取り組んだり、テクノロジーを活用したビジネスを興そうとされていたり、その熱量・想いに触れられたことがとても印象に残っています。また他には、相対するお客様に情報や価値を提供することで、お客様が一歩先に進むことをお手伝いできることがやりがいですね。なかなかそうならないケースもあるのですが、うまく前に進めるお手伝いができたときはやりがいを感じます。前職では、最後の方は育成やマネジメント中心になっていたのですが、四国銀行では改めてお客様と直接相対する機会が増え、そのやりがいを改めて感じていますね。
仕事以外のところでいうと、私も思ったよりイベントや行事は多い印象でした。また、住んでいるところから自転車で行ける距離にファーマーズマーケットがあり、常時様々なおいしい野菜が買えることが最高で、感動しました。また、関東では自然を感じるためにキャンプに行こうと思っても、車で数時間かけての移動が必要でしたが、高知だとすぐに行くことができるのは良いですね。

(杉本さん(左)・西村さん(中)・光延さん(右)|本社前)
――四国銀行の業務を通じて、これから挑戦していきたいこと。四国銀行がフィットする人。
最後に、四国銀行の業務を通じて、自身のキャリアでこれから挑戦したいこと、地域に貢献・還元したいこと、これからのキャリアビジョン等について、話を聞いた。また併せて、四国銀行でこれからのチャレンジを志す人を念頭に、四国銀行にどういう人が合うかという問いも最後に投げかけた。
杉本:ITを強みにしているので、テクノロジーで日本を変えられる、地方を変えられると思っています。地方はもっと良くなっていくと信じているので、テクノロジーの力を活かして、例えばフィンテックのようなテクノロジーとファイナンスを掛け合わせて、常に新しいイノベーションを生み出し、お客様に還元することに挑戦していきたいですね。人手不足等もあり、銀行自体も変わっていかないといけないと考えていますし、テクノロジーで変えられるところはあるので、様々なことに挑戦していきたいところです。目の前のお客様により焦点を当てて考えると、現在のデジタルやITは東京や大都市が中心で情報がうまくキャッチアップできていないことも多く、デジタル化の費用が高額で対応できないケースもあります。銀行として、そうした課題に対し、支援・貢献していきたいですし、コンサルティングを通じて地域に還元できればと考えています。やはり地域が元気になってほしい、みんなで地域を盛り上げていきたいというのが1番で、そのためにデジタルの力を通じて還元していけたらいいなと思います。金融機関は想像以上に意思決定が早いですし、四国銀行をテクノロジー先端銀行にしたいですね。四国銀行は、行内全体で新しいものを好きな風土ではあるので、デジタルに強い銀行を地域イノベーション部や皆さんの力も借りてつくり上げていく、そんなキャリアにしていきたいですね。
四国銀行に合いそうな人を考えると、チャレンジ精神がある人、興味関心が幅広い人が合うと思います。様々な部署の方と連携しながら業務効率化・生産性向上を図り、多様なお客様により良いものを提供していく仕事なので、幅広いことに興味がある人に合う環境かなと思います。
西村:挑戦というと少し違うかもしれませんが、今ある業務を無くしたり省力化したり自動化することによって、考える時間やクリエイティブな時間を取れるように貢献したいと考えています。そうすることで、もっとお客様のことを考える時間、銀行のやるべきことを考える時間が取れるようになると思うので。人事部では、様々なデータ処理がありますが、紙の管理を減らし、自動でデータ整理をできるようにと取り組んでいて、将来的には人事部だけでなく部を越える枠組みで省力化に取り組んでいけたらと考えているところです。
光延:新しい産業を興していくような仕事に挑戦したいと考えています。新しい産業を興していかないと、変革も起きていかないですし、地域が前に進んでいきにくいですし、外から新しい人が来ることも少なくなるのかなと思います。特に社会課題を解決する観点でのビジネス創出等に興味があります。特に注目しているのは観光業でしょうか。高知は食文化も豊かで、高知の外から来た方々がお金を払うポイントかと思いますし、そこへお金が落ちれば過疎化している地域にもお金が循環していくのかなと。また、僕自身が食べることが大好きなので、そこに携わる方々・一次産業の方々がしっかり潤う仕組みづくりをしたいですね。デジタルで効率化できる部分もあると思いますし、動きが起きることで次にチャレンジする人が生まれ産業の活性化にもつながると思います。高知県は一次産業が中心なので、一次産業が儲かり、大変ではない産業にできたらいいなと思います。四国銀行を、変革を推進していく会社にしていきたいですね。十年ビジョンで、「地域と産業を牽引するベスト&リライアブル カンパニー」を掲げていて、銀行が地域と産業を牽引していくために、事業としてもマインドとしても変革が必要だと思います。そういうことを引っ張っていけるといいかなと思います。
四国銀行に合う人を考えると、地域のイベント事が好きな方は合うと思います。イベントや行事に参加する機会も多いですし、そういう機会が好きな人は良いと思います。あとは杉本さん・西村さんもお話ししたように、銀行は様々なお客様と接し様々なことを学ばないといけない環境なので、好奇心旺盛で学ぶ姿勢がある人が合うと思いますね。
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制作:四国経済連合会
取材:一般社団法人四国若者会議
四国へ就職・転職し、
