地域経済を支える地方銀行の多様な取り組み、地銀での女性社員のキャリア
- 株式会社阿波銀行
- 2022.09.07
- 徳島県徳島市他
地方へのUターンを志す人の中には、就職の選択肢に地方銀行を考える人も少なくないのではないだろうか。47都道府県の全てに地場の金融機関は存在し、地域経済を長年に亘り支え続けている。
今回、地域経済を支える地方銀行の多様な取り組みの一端や、地域経済の最前線で活躍する女性のロールモデルをお伝えするため、徳島県の阿波銀行で活躍する3人の女性社員の方から話を聞いた。
〈インタビュー相手〉
■ 川真田 亜弥子(かわまた あやこ)さん:株式会社阿波銀行 経営統括部 副部長 SDGs推進室長。東京の大学を卒業後、阿波銀行に入社。支店長を2店舗勤めた後、現職。
■ 岡部 麗(おかべ れい)さん:株式会社阿波銀行 営業推進部 営業企画課 経営役。大学卒業後、メリルリンチ投信投資顧問株式会社、フィデリティ投信株式会社、シュローダー投信投資顧問株式会社で勤めた後、結婚・出産を経て徳島県にUターンし、阿波銀行にて現職。
■ 井上 裕美子(いのうえ ゆみこ)さん:阿波銀コネクト株式会社 営業部長。東京の大学を卒業後、阿波銀行に入社。阿波銀行が設立した新会社・阿波銀コネクト株式会社に出向。
――Uターンを決めるまでに考えたこと、三者三様の背景
川真田さん・岡部さん・井上さんは、徳島県外への進学や就職を経験した後、徳島にUターンした。Uターンして阿波銀行で働き始めるまでの、三者三様の背景や、徳島へのUターンについて考えていたことについて聞いた。
井上:両親とも徳島出身で、生まれも育ちも徳島です。東京の大学に進学して、新卒で徳島にUターンしました。
就職活動時には、明確に「これがやりたい」という考えは正直ありませんでした。ただ、大学で社会学を学ぶなか、様々な業種・業界の方にインタビューする機会があり、幅広い知識を得られたことにおもしろさを感じていました。そこから、幅広く様々な業界に関わる、社会の基盤に関わるような仕事がしたいと思うようになり、金融を意識するようになりました。
ちょうどリーマンショックのタイミングで就職が厳しかったので、選択肢をとにかく多く持っておきたいと考えていました。東京や関西や、住む場所問わずに就職活動していて、徳島に戻ると決めていたわけではありませんでした。ただ、徳島に帰省すると、都会とはまた違う景色や、流れる時間が、すごく落ち着くものに感じられて。女性のライフプランはいろいろありますが、個人的には働き続けたい想いがあり、仕事と生活が両立できる環境なら徳島の方が良いかなと感じました。最終的には家族だったり、地元に貢献したいという想いだったり、面接で感じた人や雰囲気だったり、総合的に考えて阿波銀行に決めました。
川真田:私も両親は徳島の出身ですが、幼少期は東京で過ごした時期があります。中学高校は徳島で過ごし、大学で東京に出て、就職でまた徳島に戻って来ました。
私の就職活動時はバブル崩壊後の就職氷河期で、地方出身のしかも女子大学生の就職活動は非常に厳しい時期だったと思います。損害保険業界や不動産業界等、いろいろな会社を訪問しました。幸いにも、東京の企業から内定をいただくことができたので、その時点で就職活動は終了していたのですが、ひょんなところから阿波銀行から声をかけていただいて。最終的には、「東京」か「阿波銀行」か、という選択になりました。
東京は多様性を受け入れてくれる寛容なまちである一方、人口が密集していて生活環境の面で自分に合っているのか不安もあり、暮らしやすさ・働きやすさのバランスでは徳島の方が合っていると考え、阿波銀行に決めました。あと、他に受けた会社は大手企業ばかりで組織も大きいわけですが、阿波銀行なら職員数は約2,000人なので一緒に働く同僚の顔が分かった上で仕事ができるとも考えました。
岡部:私も両親とも徳島出身ですが、父の仕事の関係で小学校4年から中学校までは横浜に住んでいました。高校で徳島に戻り、大学で再び東京に行きました。2歳下の妹が東京の大学に進学したタイミングで家族全員横浜に引っ越し、父が定年退職するまでは家族も東京にいました。
就職活動では、家族も徳島にいないので徳島に戻るという選択肢もなく、東京で就職活動をしました。明確なキャリアのビジョンがあったわけではなく、いろいろな業界・業種を受けましたが、面接で最も人が合うと感じた、メリルリンチ投信に入社しました。金融業界に惹かれたというより、「この人たちと仕事をしたい」という一点で決めましたね。
その後転職して、フィデリティ投信とシュローダー投信で勤めました。外資は異動がなく、何か新しいことをしようと思うと転職しか選択肢がなかったので、2回の転職は自然な流れだったと思います。金融の仕事は楽しかったですし、業界を変えるのはもったいないと考えて、金融以外への転職は特に考えませんでした。基本的にはやはり「人」を大事にしていて、自分で探すパターンも、元の上司に誘われるパターンもありましたが、話してみていっしょに働きたいと思えるかどうかで仕事を決めていました。
その後、結婚を機に仕事を辞めて、6年ほど専業主婦をしていたのですが、家庭の事情で徳島に帰ることになったんです。再度仕事を始めようと考えたときに、前職までの経験を活かせる環境を考え、金融機関と言えばやはり阿波銀行だと思い、応募して今に至ります。
――阿波銀行が立ち上げた地元の生産者のための新規事業への挑戦(井上さん)
阿波銀行は徳島の産業を支える様々な事業を行うなか、2021年に徳島の生産者の商品を取り扱うECモール事業を立ち上げた。井上さんは、未経験ながら、その新規事業の社内公募に手を挙げた。
井上:入行してからはほぼ10年間ずっと営業店に在籍し、営業店を異動しながら、融資業務を担当していました。
2年半程前に、新規事業の立ち上げの社内公募があったんです。融資業務で様々な経験ができて成長を感じる一方、同じ業務を続けていると物事を一方向からしか見ていない感覚があり、新しい視点を取り入れたいという想いで、応募しました。事業内容にも興味がありましたし、事業をゼロから考えて会社を立ち上げる経験はなかなかできることではないとも考えました。
今はその立ち上げた会社・阿波銀コネクトに出向し、「Lacycle mall(ラシクルモール)」というECモールの事業を担当しています。持続可能な社会を消費の面から考えて商品を買ってもらうことをコンセプトにしたECモールです。事業立ち上げの背景には、SDGsと地域貢献の2つの柱があります。早くて安い商品によって様々な無理が生じることもある中で、体や環境への負担等、様々なこだわりを持った商品をつくる徳島の生産者さんを集め、その想いや取り組みを知ってもらったうえで、応援する気持ちも持って商品を買ってもらい、消費者と生産者を結びつけ循環する仕組みをつくることを目指しています。
新規出店者さんの開拓や営業、既存出店者さんのサポート、モール自体への集客のための企画等を行っています。融資業務をしていた頃とは、必要とされる知識も役割も何もかもが変わって、転職したかなと思うぐらいです。社員は4人で、全員ですべてを担当する感じで動かないと回らないですね。ただ、少ない人数でひとつの事業コンセプトを考え、実際に形にするところまでできたのはすごく大きい経験でした。誰も経験がない中で、限られた人員と時間でトライアンドエラーを繰り返して、何とか形にして、振り返ってみるとよく乗り越えられたなと。融資業務で、会社経営の基盤に触れていた経験も活きていると思います。決算書上だけでなく商品等も見ながら、お客さまと伴走しながら共に事業をつくりあげる感覚は、以前にも増して強いです。出店者さんの商品の良さや売り方を提案して、その形で商品が売れて感謝されたときなど、お客さまの役に立てたと思えたときが1番うれしいですね。銀行の仕事は、部署や業務によって相手は異なりますが、お客さまのお役に立てることが1番のやりがいかなと思います。
――徳島の企業全体を巻き込んだSDGsの推進、地域におけるサスティナビリティの向上(川真田さん)
川真田さんは、イレギュラーな異動も経験しながら、現在はSDGs推進室長として、徳島全体でのSDGsの推進や、阿波銀行内での女性活躍推進等、多岐に亘る事業をリーダーとしてまとめる役割を担っている。
川真田:私は入社以来、営業店・本部・出向と本当にいろいろな仕事をさせていただきました。阿波銀行では稀なキャリアだと思うのですが、今となってはありがたい経験をさせてもらったと思います。
1番大変だったのは、ちょうど40歳の時にある営業店の副支店長になったときですね。それまでにも営業店で融資業務の経験はあったのですが、法人営業の経験は全くありませんでした。副支店長は管理のほかに、法人の融資先も担当するという立場でしたので、営業経験のない、しかも女性が副支店長になるというのは一種の事件だったと思います。そういう異動も経験して、上司や同僚、お客さまには本当にお世話になってきたので、阿波銀行と地域のお客さまに貢献できるのならどんな業務でも良いと考えるようになりました。銀行が私にポストを用意してくれたのであれば、そこで自分にできることをやるという感じです。
現在は、1年前に新設されたSDGs推進室に所属しています。SDGsは世界共通の目標ですから、組織としても個人としても取り組んでいかなければなりません。阿波銀行としていろいろなことに取り組んでいますが、特に力を入れているのは本業を通じたお客さまのSDGs取組支援です。つまり、お客さまのサスティナビリティを高める支援です。まだSDGsやESGに取り組んでいない企業も多いですから、そういった方々への情報提供や啓発活動、課題の発見や解決のための計画策定支援や個別コンサルティング、ソリューション提案やファイナンス支援等を一貫してサポートしています。徳島県内でもSDGsに対する関心が高まってきています。お客さまと一緒に、地域や社会の課題解決に取り組んでいきたいと思っています。また、徳島県民の金融リテラシーを高める取り組みも今年度から強化しています。お客さまや自治体との対話を通じて徳島の地域の課題や資源に向き合い、金融機関としてお手伝いできることを探しています。
SDGsという企業経営にとって重要なテーマに取り組ませていただいて、責任も大きくやりがいもあります。いろいろな方の協力を得ながら、自分ひとりでは出来ない大きな取り組みにつながるところがおもしろいですね。国や地方自治体がカーボンニュートラルに取り組むと言っても、その声・メッセージを地域全体に行き渡らせることはそう簡単なことではないと思います。自治体の発信情報を読み解いて、ひとりひとりのお客さまに届けていくことは、地域金融機関にしかできない仕事だと思うんです。そういう役割を担えるのは、阿波銀行だからこそできる仕事だと思います。
また、女性活躍という点でいうと、阿波銀行では随分前から女性の支店長も数多くいましたし、女性の活躍は今に始まった話ではないと思います。とはいえ、職員の半数以上が女性ということからすると、管理職比率など改善が必要な点もあります。いま、昔から続いてきた性別役割分担を無くしていこうとしている過渡期で、そのために必要な施策をいくつか展開しています。女性にとって働きやすい環境づくりのために、育児休暇取得者へのフォローや、女性限定の融資研修制度、女性職員による企画業務、男性職員の育児休暇取得の推進等も行っています。今後、女性の管理職も増えていくと思いますが、誰にとっても働きやすく、誰もが自律的にキャリアを構築しながら活躍できる環境をつくっていくこともSDGs推進室で取り組んでいかなければいけないことだと考えています。
――「徳島を金融先進県にする」ための前例のない挑戦(岡部さん)
東京の運用会社で勤めた後、結婚・出産を経て、阿波銀行にUターン転職した岡部さんは、前職までの運用に関する知識を活かして業務に携わっている。その中で、2021年に阿波銀行が証券会社と提携するという新しい取り組みにおいて、中核的な役割を担う。
岡部:運用会社にいた時は、投資信託の営業を担当していました。日本では投資信託は製販分離(投資信託の商品をつくる会社と販売する会社が別)で、私がいた運用会社はファンドをつくる会社で、それを販売する証券会社や金融機関に営業をしていました。なので、前職のときに阿波銀行にも何度か営業に来たことがあるんです。
阿波銀行に転職して、ちょうど立場が逆になりました。運用の商品に関する担当になり、阿波銀行として運用会社からの提案を聞き、商品のラインナップやどのファンドを推進するか等を決める仕事をしました。業界も狭いので、前職でつながりのあった方が阿波銀行に営業に来て、エレベーターが開くと私がいてすごく驚かれた経験が何度もあります。かつていっしょに仕事をしていた人と、立場を逆にしてまたいっしょに仕事をすることになる、人の縁はおもしろいですね。
前職との違いで感じるのは、地域への密着性でしょうか。前職は金融機関への営業で、最終的なお客さまの顔が見えなかったんですが、銀行はリテールビジネスで、お客さまの顔を見ながら地域密着でビジネスをするところが大きく違うなと思います。前職の時から感じていましたが、地銀は代々お客さまに寄り添い続けてきた歴史があったり、お客さまへの密着度が強いんですよね。お客さまの声を直接聞いて商品やサービスに活かす、地域のお客さまに特化して商品やサービスを提供できるところは、大きな違いであり強みだと思います。その分、外に目が向かなくなることもあるので、常に新しいものを取り入れて外の空気を入れ続けることは大切にしたいと考えていますね。前職では営業先の企業との一対一の関係で仕事をしている感じでしたが、今はひとつの企業を相手にするというより、地域のより多くのお客さまの最大公約数を求めるような思考に変わってきたと思います。
あと、子育てをしながら働くことが初めてで、そこで前職と大きな違いがありますね。時間に限りがあり、残業や出張にも制限があり、ただそれは決して悪いことではなく、良い意味で仕事の割り切りが上手くなったと思います。以前は朝早くから夜遅くまで働くこともありましたが、転職してからはまずは時短制度等を活用して仕事と生活パターンに慣れ、うまく働き方をシフトできるようになりました。最初は、周りの人の目も気になり、慣れませんでしたが、上司の理解もいただいて相談しながら進められたのはありがたかったです。
その中で、2021年に野村證券と阿波銀行が包括的業務提携を開始し、仕事内容ががらっと変わりました。運用の商品の選定や推進は野村證券が行うようになり、私は提携に伴う野村證券との調整を担当しています。提携をいかに推進するか、どう拡大するかがミッションですね。地方の金融機関と野村證券の業務提携は、山陰合同銀行さんに続いて全国2例目で、ビジネススタイルとして日本で初めての形なので、諸々のルールを走りながらつくっている状態なんです。提携がリリースされた後、スタートの日が決まっていたので、その日に間に合わせないといけないプレッシャーもすごかったですね。
今回の提携では、「徳島を金融先進県にする」というテーマを掲げています。金融リテラシーや金融に関する知識を、県民全体でレベルアップすることが大きな目的です。銀行単体で揃えられる商品には限りがあり、株式を販売することもできませんが、野村證券は世界有数の金融機関で、商品の種類もボリュームも非常に大きく、提携によって自社で提供できなかった商品やサービスまで、ほぼ全てをお客さまにご案内できるようになりました。ただ、違う会社がひとつになるには、当然一定のハレーションがあります。文化の違いと言うか、野村證券と阿波銀行の当たり前が違っていて、銀行ではこの業務をこの体制で行うところが、証券会社には理解が得られない等々あり、違う会社がお互いを知るのはこんなに難しいんだと感じながら、今はひとつひとつクリアしているところです。
――Uターンした徳島という場所に感じること
Uターンして戻った徳島という場所。徳島に戻ってみて、どのようなことを感じているかを聞いた。
井上:東京はいるだけで情報のシャワーを浴びている感じがありました。ただ、当時は東京で情報を浴びるだけで満足してしまっていた気もします。徳島は、東京に比べたら情報があり過ぎて選べないという環境ではないので、ひと手間かかるんですが、自分がほしい情報や刺激を考えて、取捨選択して取りに行く能動性が高まったと思います。
川真田:井上さんの話を聞いて、私は東京と徳島のギャップをそれほど感じていないと思いました。これまでなんとか続けてこられたのは、ギャップをあまり感じないところもあったのかなと。銀行もこの20年で業務の領域がかなり広がっていて、今後もどんな展開が待っているのか、どんな業務を担当するか分からないので、何事にも前向きで変化を楽しめる人が阿波銀行には合っているかもしれませんね。
岡部:東京で仕事をしていたときと比較すると、子どもがいることによる変化が大きいですが、それを抜きにしても東京で今のような仕事の仕方は難しいと思います。特に通勤が大変で、もうできないと思いますね。今は車で通勤して、職場と家庭が近くて、その分の時間を仕事・生活・育児に有効に使えています。例えば、先日は2時間の時間給を取って、子どもの個人懇談に行ってきましたが、それができるのも今の環境だからこそです。働く場所と住む場所が物理的に離れていると、時間やコミュニケーションのロスがどうしても大きくなると思いますね。生活は仕事だけではなく、家族と過ごす時間も含めてなので、トータルのバランスが地方の方が取りやすいと感じます。
――これから挑戦したいこと、キャリアビジョン
三者三様の挑戦を阿波銀行で続けてきた中、最後にこれから阿波銀行の業務で挑戦したいことや将来のキャリアビジョンについて話を聞いた。
井上:ECモールを立ち上げてちょうど1年で、データが蓄積されてきたので、マーケティングやデータ解析の知識をつけて、お客さまにコンサルティングを通じて還元していきたいと考えています。みなさま本当に良い商品をつくられているので、もっとたくさんの方に知っていただけるように、消費者としての感覚という抽象論ではなく、データを元にコンサルティングできる知識をつけたいです。その結果、事業者さんが元気になり、それが地域の活力につながっていけばと思います。
女性総合職のロールモデルが見えていないとき、上司から「手本がないときは自分のやりたいことをやったら良い」と言ってもらえて、楽になったんですよね。これからも1年前の自分より成長しているかを意識しながら、働いていくと思います。今の仕事で、違う視点から銀行や地域を見る姿勢を得た感じがあるので、これからもそういう姿勢で仕事をやっていきたいです。
岡部:私の場合は中途採用で、一種の専門職的な役割を会社からも求められていると感じているので、その役割を全う…できるかはわかりませんが、長く携わりたいと思っています。私は投資信託銀行窓販解禁の節目の年にメリルリンチに新卒で入社して、個人的にも投資信託という商品に思い入れが強くて。転職の度に運用会社・金融機関を選んだのはその想いをつなげていきたいと考えていたんだと思います。25年経ち日本の資産形成の環境は大きく変わりましたが、まだまだですし、徳島の方とか世代とかを限らず、資産形成を身近に感じてもらえるよう貢献したいと思っています。今まで培ってきたものをどこまで育てられるかというステージなのかなと思いますね。
もうひとつ、外資系金融機関は新卒採用も少なく、ずっと1番下の立場で仕事をしてきたんですが、阿波銀行に入って初めて若手に何かを伝える機会を与えてもらっているんです。みんなが知識をつけて、業務に活かして、それが最終的にお客さまに喜んでいただけるのであれば、そういう機会に積極的に携わりたいと思っています。
川真田:今まで様々な業務に携わってきましたが、これからの私が銀行のどこに貢献できるかというと、お客さまの経営課題を一緒に考え、阿波銀行のネットワークを活用しながら解決に導いていくことなのかなと思います。そういう仕事を、本部であれ営業店であれ、やっていきたいと思っています。
SDGs推進室で取り組んでいる仕事にもつながりますが、地域が活性化され地域経済が元気になればその結果として阿波銀行の基盤も強化されます。そのためにも、地域とお客さまのサスティナビリティを高める仕事をしていきたいと思っています。地域全体でのSDGsの取り組みや、持続可能な社会に向けてのイノベーションの創出など、阿波銀行が中心になって、というと言い過ぎかもしれませんが、阿波銀行が地域のプラットフォームのつもりで取り組んで、地域に貢献したいと思います。
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制作:四国経済連合会
取材:一般社団法人四国若者会議
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